剣と楓

鬼束ちひろ( Chihiro Onitsuka ) 剣と楓專輯

12.琥珀の雪

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

子供みたいな笑い顔が
静まる冬によく映えるのを
うまく君に 話そう

息を潜めた街灯の下は
凍える小さな宇宙のようで
それはきっと 僕らのもの

終わりのない世界など
すぐに解ける魔法だから

琥珀の枝よ
君と僕との
千切れそうな温度を結べ
銀の白馬よ
冷えた夜の肌を
駆けてゆけ 駆けてゆけ
自由で在りたいとおどけては
誠実さに泣くのはどうして
谷は深く 舞い積もる
琥珀の雪よ

過ぎ去る時間が結晶を描く
溶けてなくなるそれも追い越して
何処へだって 逃げよう

低飛行する梟(ふくろう)の羽が
きつく放さない君の気持ちを
小さな乱吹(ふぶき)で露(あらわ)にした

琥珀の星よ
君と僕との
壊れそうな速度を包め
眠る妖精よ
薄氷の下で
目を開けて 目を開けて
ひとりで立つのは怖いと
怯えてもああ君はどうして
谷は深く 透き通る
琥珀の樹々よ

春になったら
まだ先のこと
今は僕らの 冷たい夢
君と二人の 柔らかな夢

琥珀の枝よ
君と僕との
千切れそうな温度を結べ
銀の白馬よ
冷えた夜の肌を
駆けてゆけ 駆けてゆけ
自由で在りたいとおどけては
誠実さに泣くのはどうして
谷は深く 舞い積もる
琥珀の雪よ


彷彿孩子般的笑容
在這靜謐的冬天特別清晰
我要好好地 告訴你這件事

連呼吸都摒息的街燈下
彷彿一個凍僵的小宇宙
那一定是屬於 我們的

因為沒有終點的世界
是馬上就會化解的魔法

琥珀的枝枒啊
請連結你與我彷彿寸斷千片的溫度
銀色的白馬啊
朝著寒夜的肌膚
奔馳吧 奔馳吧
傻氣地說什麼想要自由自在
又為什麼要被誠實惹哭
深谷盡處 翩翩累積的
琥珀的雪啊

逝去的時間勾勒結晶
跨越溶解消失的結晶
無論何處 都可以逃

低空飛行的貓頭鷹羽翼
將你嚴守不肯輕放的心
微微攪亂 暴露

琥珀之星啊
包容你我
毀壞的速度
沉睡的精靈啊
在薄冰下
張開眼睛 張開眼睛
害怕獨自佇立
既然畏懼 你們為何
還在深谷盡處 晶瑩剔透
琥珀的樹群們

待春來
還遙遠
現在的我們 冰冷夢想
是我們兩人 柔軟的夢

琥珀的枝枒啊
請連結你與我彷彿寸斷千片的溫度
銀色的白馬啊
朝著寒夜的肌膚
奔馳吧 奔馳吧
傻氣地說什麼想要自由自在
又為什麼要被誠實惹哭
深谷盡處 翩翩累積的
琥珀的雪啊